2010/04/24

永山則夫

先週の日曜日(3/21)、テレビを久しぶりに見る。教育テレビの「死刑囚・永山則夫一獄中28年間の対話」だ。これは去年の10月にオンエアされたものの再放送。見るのも録画するのも忘れたのでリベンジだ。永山則夫についてはhttp://bit.ly/3w5aYc

この番組では永山と獄中結婚したミミさんが出ていたので驚いた。こういったメディアに登場したのははじめてではないか?ミミさんか語る一語一語の重さに襟を正した。凄い人生を生きている人だと思うが、ぼくと歳が三つしか違わないのでかなり驚いた。

永山則夫は1990年に、秋山駿と加賀乙彦の推薦を受けて日本文藝家協会への入会を申し込むが、協会の理事会にて入会委員長の青山光二、理事の一部が、永 山が殺人事件の刑事被告人であるため入会に反対、入会が認められなかった。変な例えだが、全身文学の永山則夫を文学界は拒絶したことになる。

そしてそれに抗議した中上健次、筒井康隆、柄谷行人、井口時男が、日本文藝家協会から脱会することになる。

1979年に東京地方裁判所で死刑判決。1981年に東京高等裁判所で無期懲役。1990年に最高裁判所で死刑判決が確定する。死ねといわれ、生きろといわれ、また死ねといわれた永山則夫の心中はどんなだったのだろうか。

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