2010/04/27

Outsider art and Able art

本屋さんに行くと新書サイズの本があふれている。
新書のサイクルは早いわけで、欲しい本があったら出来るだけ早い時期に購入するのがポイントでしょう。
アウトサイダー・アート
現代美術が忘れた「芸術」 服部正光文社新書)を読んだ。
内容について簡単に書くと、現代美術と障害を持った人達が描いた作品について書かれた本だ。とりわけ日本での状況について美術よりの観点で歴史が書かれているところが興味深かった。
精神科医にしてゴッホの研究家でもあった式場隆三郎山下清と出会いメディアに紹介した下り、そして一番興味深かったのが、日本画家の西垣ちゅういち(機種依存文字のため出ません)が福祉施設みずのき寮で行った絵画教室での仕事についてだ。そこで生み出された作品がローザンヌアール・ブリュット・コレクションに収蔵されたからだ。
西垣のやったことをここに書くことは長くなるので止めるが、西垣はみずのき寮に生活する人達を自分と同じ芸術家として接し、技術を教え、ともに作品を創ったことだろう。
障害者と関わりそして作品を作り、その一連の仕事を芸術と取るか教育、福祉として捉えるのか、この本はその微妙な部分について触れている。
自分の中でアウトサイダー・アートを考えると、エイブル・アートという言葉もリンクしてくる。

エイブル・アート・ジャパン
http://www.ableart.org/
歌の住む家
http://utanoie.is-mine.net/
舞踏家・岩下徹のワークショップ
新座クリエイティヴワークショップ
http://blog.livedoor.jp/niizaws/
音遊びの会
http://www.k3.dion.ne.jp/~rii/


うたの住む家/一通の手紙が届いた


090321運河の音楽(兵庫運河 音遊びの会)

0 件のコメント:

コメントを投稿