2010/05/18

松浦理英子・カフカ・ブコウスキー

  1. 松浦理英子の「親指Pの修業時代」を楽しく読んだことがある。同様な小説が他にもあるかと思って頭の中を探るとバタイユの「眼球譚」が引っかかった。似てないか?中条省平の新訳が「目玉の話」だ (光文社古典新訳文庫) 題名がここまで変わると別の本の印象がある。生田耕作への挑戦状か?
  2. 池内紀が翻訳したカフカ小説全集(白水社)を読んだ。高橋義孝の翻訳したカフカしか知らない。池内訳のカフカからは誤解を恐れずに言うと、断片的で破滅的なギャグを感じた。爆笑しながら一気に読んだ。訴訟 (光文社古典新訳文庫) などの丘沢静也の新訳は未読。読んでみる。
  3. 中川五郎が訳したチャールズ・ブコウスキーからはロックを感じる。「ブコウスキーの酔いどれ紀行」のドイツでの朗読会の描写は、ブコウスキーの高揚した気持ちも含め、すごくライブな感じが伝わってくる。ロッカー・中川五郎の独断場ではないか?「くそったれ!少年時代」(河出文庫)も絶妙。
  4. 1弦&6弦がEなのに加え2弦がBなので開放弦が効果的に使えるからでしょう。ビラ・ロボスの「演習曲1番ホ短調」は開放弦がとても効果的に響いています RT@musicastre: クラギ、ハ長調の曲より♯が4つ付くホ長調の曲の方が弾きやすいように思う。
  5. @watarloo 松浦理英子はバミさんがフアンで本を貸してもらいました。丸尾末広さんや花輪和一さんの漫画を髣髴させる展開か?と読み始めは思いましたが、とてもすっきりカラッとした文章で、面倒くさい内容を楽しく読みました。『犬身』は未読です。読んでみようと思います。
  6. @koikawa_h カフカ小説全集読むまで池内紀さんの名前は知っていても著作は未読でした。情けない。以降、エッセイなどもいろいろ読みましたが、とても読み易く示唆に富んでいました。しかし世の中、ぼくの知らない本だらけでちょっと参ります。
  7. 響心会のブログを更新しました。 [ライブ情報]Crazy Cats 五月のライブスケジュールです → http://am6.jp/aaNhq6
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